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痛みを斬る

たけしの治療は、神経ブロック

ビートたけしさんの症状は正確にいえば麻痺でなく痙攣です。退院後には、口が曲がって顔面が引きつっていましたが、彼の頬は常にピクピクと動いていましたが、これは明らかに痙攣です。

星状神経節は頸椎の6番目の下にあり、ここに神経の束があります。ですから、顔の麻痺の場合には、この星状神経節をブロックすると右の顔半分の麻痺が治る効果があります。星状神経節はのどの脇にあり、ここにブロックします。

彼は事故によって顔面麻痺、痙攣を引き起こした時、ファンの間には手術説が一般的とされていました。誰もが手術をしなければ治らない、と思っていたようです。しかし麻痺は手術ではよくなりません。まず『神経ブロック療法』をやってみるべきです。つまりたけしさんが選んだ治療方法は、最良の正しい治療方法でした。

痙攣については手術と神経ブロックの2つの方法があります。痙攣とは顔がピクピクと引きつる現象で、逆に麻痺は頬がデレッとして垂れてしまいます。水を飲むと水が口からこぼれてしまうひどい症状で、神経が利かなくなるために口を自由自在に動かすことができないのです。彼は最終的に星状神経ブロックを選びましたが、この治療法は、病院からマスコミへも発表されていました。

並走している神経と血管があります。その血管が神経に触るために、痙攣という症状が出ます。静脈、動脈が痙攣すると神経まで一緒に痙攣してしまいますので、手術の場合は、顔面麻痺を引き起こしている動脈、静脈の血管と神経の間に、スポンジのような物質を入れて、痙攣を引き起こさないように手術をします。切り開いて大きな傷が残るわけではありません。この手術は1時間ぐらいで終わります。

事故当時は、手術と言えば相当深刻な症状に聞こえましたが、痙攣は手術をしなくても問題はありません。ただし、再発することもあります。

『神経ブロック療法』では、痙攣を止めるためい神経を破壊します。つまりこの場合、※神経破壊薬という薬を使用して、逆に神経を麻痺させます。

たけしさんは交通事故によって痙攣と麻痺を同時に引き起こしたために、実は治療が一番難しかったケースなのです。麻痺、あるいは痙攣の単発の治療は実に簡単ですが、二つが複合すると逆に難しくなります。

結局、麻痺と痙攣のどっちを先に治療するのか、というのが大きなテーマになります。どっちの症状を先に治すかということですが、痙攣を治すということは神経を麻痺させるということでした。

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