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痛みを斬る

片方の交感神経をブロック

このように人間の体の痛みを感じ、体を制御する自律神経は、交感神経と副交感神経二つで成り立っています。
この交感神経が働きすぎると体の悪い病状を感じるようになり、ますます病状は悪化します。
逆に体の調子を維持している副交感神経の力が落ちて、痛み等を感じさせて体のバランスがくずれるわけです。
ですから交感神経の働きをブロックすることによって、痛み等を消すことで体の調子をとり戻すことができます。

この交感神経の中にある二つの痛みの抑制系統のひとつを遮断し、もうひとつの抑制系統を残すことで、残された神経の働きを活発にするのが『神経ブロック療法』です。
ブロックとは、「阻止・妨害」するという意味ですが、まさにふたつある悪い神経の働きを片方だけブロックして、残された一つの神経が自己再生をするという意味です。
つまり、交感神経をブロックし、体の痛みを取るのが神経ブロックです。

人間の体には、頸、胸、腹、腰の4箇所に交感神経が群がり集まっています。
交感神経には節があり、この節が交感神経を刺激して痛みが発生します。
慢性の病気を持ち、神経節に発痛物質が蓄積しますと、刺激が強くなることで激痛が走り、痛みはさらにエスカレートすることもあります。

神経ブロック療法は局所麻酔薬またはアルコール、フェノールなどの神経破壊剤の入った注射を、痛みの発生している交感神経に刺して、疼痛反射路を遮断します。
そして末梢神経、神経叢、神経節などをマヒさせる治療法です。
神経ブロックによって、血行を良くして、※発痛物質を血液中に洗い流すことで、痛みを取るわけです。
ブロックをするということは、人間の痛みの経路を遮断し、痛みを感じさせなくする作用です。

手術というのは交感神経と副交感神経そのものを切断する治療です。
つまり、味方であるはずの副交感神経まで切断することになります。
手術をしてこの抑制系の神経を二つとも切断してしまえば、自分で治す力を復元することはできません。
神経ブロックは、交感神経の抑制系の神経のうち、片方だけをブロックします。
そして、残った抑制系の神経を生かして自分の体の再生能力を発達させる治療を行っています。つまり、残った神経は患部を治す作業をするわけです。

『神経ブロック療法』は抑制系の神経をひとつしか切っていないため、自分の力で治そうという自浄作用が活発になり、自然治癒能力を高める働きをします。
たとえば、頭の中からエンドルフィンという物質が出てきます。この物質は、体の痛みに対する鎮痛作用があり、痛みを取る作用が働きます。
神経ブロックはエンドルフィンという物質は活発に出るようにする方法のひとつでもあります。

もし手術をして交感神経の抑制系統を、二つとも切ってしまえば、交感神経そのものを切断することになります。
この交感神経を切れば、今度は善玉の副交感神経の働きに障害が出て、その機能を低下させてしまいます。

人間は、腎臓をひとつ取れば残った腎臓が大きく発達して二つあった腎臓と同じ働きを残った腎臓がするようになります。
つまり、人間の体は自然治癒能力があり、悪い部分や欠落した部分をカバーしようと、残った部分の機能が発達してカバーしようとする機能があります。

こうして、患者さんは自分で痛みを取り除こうとして自然回復をします。
「神経ブロック療法」は自分で体を治す自然治癒能力を高める治療法なのです。

手術というのは自然治癒能力を取り除いてしまいます。手術をすれば、自分で治そうとする力を放棄したことになります。
わかりやすくいえば、手術は二つあった腎臓を二つ摘出したのと同じで、今度は人工腎臓を使わなければ生きられません。
女性の卵巣も同じですが、ひとつ取り除いても妊娠できます。体の中に二つあるものは、極端に言えば一つあればいいわけです。

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