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痛みを斬る

症例17島崎智子さん(32)=主婦(仮名)

ステロイドをやめて副作用がなくなる

島崎さんは、リウマチからくる腰の痛みを訴えて来院しました。島崎さんは10年間にわたり大学病院の関連病院でステロイドによる治療を続けていました。彼女は、発病以来、抗リウマチ薬とステロイド治療しか受けていなかったのです。

その後、リウマチはますます進行して、ついには指が変形してくるなどの外的変化もあり、痛いときには湿布を貼るなどしていましたが、痛みはまったく取れませんでした。彼女のリウマチは、首、肩、腰、膝などの全身の関節に痛さを伴った障害が出ていました。

彼女は32歳になりますので、子供が欲しかったようですが、ステロイドを服用しているために子供を作ることができません。子供を生めば奇形児が生まれる可能性が高いからです。痛みも消えず、ステロイドの使用もやめたい島崎さんは、発病から10年目にして来院したのです。

彼女の全身はステロイドでガードされているため、神経ブロックをして痛みの治療を施しても効果が薄くなります。私はまずステロイドをやめる方向で痛みの治療を開始しました。

少しずつステロイドの量を減らして、8か月後には初めてステロイドを断つことができました。変形した手は元には戻りませんが、神経ブロックをしながら、少しずつ痛みを抑えることに成功しました。そしてステロイドをやめたときに、はっきり神経ブロックが効きはじめました。

抗リウマチ薬も変えたところ、1年半くらい経ったところで、かなりリウマチの抗体値は下がってきました。そして2年後には副作用もなくなり、ムーンフェイスも完全に消えて、健康な女性と同じような生活を送ることができるようになりました。

神経ブロックによって痛みは消え、変形した指はリハビリで回復を図っています。最近ではほとんど神経ブロックをする必要もなくなってきました。「ステロイドは副作用がない」と説明する医師もいますが、副作用は激しいのです。

ステロイドには、弱いステロイド(マイルド)、中間のステロイド(ミディアム)、強いステロイド(ストロング)の3種類があります。ストロングは強力に効く代償として副作用が強く、マイルドの効き目は弱くても、副作用があるのは同じです。ステロイドも症状がひどいときには効果があることは確かです。しかし長期間使用すると必ず副作用があります。

彼女のリウマチは治癒したわけではありませんが、しかしステロイドをやめたことで副作用が完全に消えました。彼女は10年間止まっていた生理も始まり、子供を生める状態になりました。

リウマチ専門医は痛みが激しくなるとステロイドの量を増量しますが、ステロイドは痛み止めではありません。リウマチの痛みが出たときには、まずペインクリニックで痛みの治療を受けてみたらいかがでしょうか。

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