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痛みを斬る

症例9河野いづみさん(22)=飲食業(仮名)

注射、鍼治療嫌がり治癒できず

むち打ち症で苦しんでいた河野さんは、患者だった父親の紹介で来院しました。しかし「私は注射何か痛いから嫌だ」と、最初から注射を嫌がっていました。
彼女は水商売のアルバイトをしていましたが、私の注意に従って二週間は飲酒を控えて鎮痛剤を飲んでリハビリに通っていました。しかし、それ以上は治療に耐えれませんでした。
「先生、お酒を飲まないと商売になりません」
「そんなことをしていたら、むち打ち症は治らないよ、ほんとに治す気あるの?」
「治したいけど、注射も鍼も嫌だ!」
これでは治療になりませんでした。私は言いました。
「鍼も注射もむち打ち症を治すためには必要なことだよ。できないのならば、むち打ち症は一生残るよ」
しかし、彼女は、態度を改めません。

ご両親は娘さんが専門学校に通っていると思っていたらしく、厳しい注意もしなかったようでした。彼女は店に出るので湿布貼りませんし、痛み止めも飲まなかったようです。リハビリも週一回来るだけでいいかげんでした。
結局私のクリニックにも来なくなり、保険会社からの補償金も打ち切られました。
最近の母親の話では、「寒くなると頭が痛い、首が痛い。梅雨になれば機嫌が悪くなる、1日中痛い痛いとわめいています」とのことでした。

なぜ注射を嫌がったのかといえば、小学校のときの予防接種で痛い思いをして、そのトラウマが残っていたからです。彼女は「鍼」と聞くだけで拒否反応を示してしいました。私は鍼と注射の必要性を十分に彼女に説明したつもりでしたが、彼女は聞く耳を持ちませんでした。

彼女は今後遺症の真っ只中です。すでに時間が経ちすぎていますので完全回復の見込みは少ないでしょう。むち打ち症になって1ヶ月以内に治療を行えば、ほぼ100%の確率で治癒できます。そして1年で90%、2年で85%、10年で50%というように治る確率が低下します。

むち打ち症は、時間が経てば経つほど治らなくなります。時間が経つと、岩盤ができるのと同じような状態になり、この岩盤を崩すためには、治療に多くの時間がかかります。時間が経ってしまったむち打ち症患者の治療は、岩盤を崩すことからスタートします。
最近では、私のクリニックの噂を聞いた地方から来る患者さんが来院するようになりました。関東一円、そして日本全国から来る患者さんがいます。なんとイタリアのローマから来日して「保険がないので集中して治療してください」とホテルに泊まり込みで治療を受けにきた患者さんもいました。この患者は2ヶ月で治癒しました。

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