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痛みを斬る

神経ブロックと、麻酔の違い

神経ブロックも、局所麻酔薬のひとつを使用します。局所麻酔薬の濃度を濃くすると、麻酔にかかり、神経が麻痺してしまいます。
麻酔がかかれば、手術をすることもできます。逆に言えば、この局所麻酔薬を使って初めて神経ブロックができるわけです。神経が麻痺した状態のことを麻酔といいます。
ですから、の濃い薬で神経ブロックをしますと、ブロックした場所、たとえば、腕なら腕が動かなくなってしまいます。
また、同じような濃度で腰をブロックしますと、下半身が全く動かなくなるような、麻酔状態にかかることがあります。切ろうが叩こうが何をしようが、まったく痛みを感じない。これが麻酔です。

神経ブロックと言うのは、腕や足が動いているように、運動神経を麻痺させません。知覚、感覚、運動神経を麻痺させて、運動できなくなるように、完全にブロックをかけるのが麻酔になります。
ですから、神経ブロックは、感覚、知覚、運動神経をブロックしていないのです。神経ブロックは、交感神経をブロックすることによって、痛みを取ります。
しかし麻酔というのは交感神経すべてをブロックしてしまうわけです。すると感覚もなければ、運動することもできなくなります。

実際に盲腸など、下半身の麻酔は、腰に麻酔薬をうつことにより、下半身を麻痺させて感覚をなくし、動けない状態にしてしまいます。
やり方は、神経ブロックとよく似た方法です。これを脊髄麻酔といいます。
ですから麻酔と神経ブロックの差は、麻酔薬の濃度が違うだけです。

麻酔は時間が経てば切れてしまい、元に戻ってしまいます。しかし神経ブロックは、交感神経をブラックブロックすることによって、発痛物質が集まってくることがなくなります。
炎症が起きると、痛みの物質が体の中から出てきて、患部に集まってくるために痛みが発生します。神経ブロックによって炎症を取り除く作用と同時に、痛みの物質をなくしてしまう作用も行われます。つまり、痛みを発生する発痛物質をなくしてしまうのです。
神経ブロックといいますと神経を切断してしまうような印象を受けますがまったく違います。発痛物質を取り除き、あるいはなくしてしまう働きをするのです。

硬膜外ブロックは、脊髄とコンマ何ミリ程度の離れた場所にブロック注射を打つ訳ですが、間違えて1ミリ深くなれば、脊髄麻酔を打っているのと同じ状態になります。そうしますと、完全に感覚を失い、3時間は動けないという状態になってしまいます。
腰に神経ブロックをする場合、左側の腰だけに神経ブロックを利かせることができます。しかし、ほとんどのお医者さんは左右に分けて、神経ブロックをすることが出来ないようで、左右の腰に聞いてしまうようです。

左右の腰に効かせるためには、真ん中に神経ブロックをすればいいのです。しかし右なら右、左なら左に効かせることは、非常に難しい技術が必要です。
私は、大学病院に勤務していたころから、右、左に別々に効かせる研究をしていました。今になって、この技術が生きているように思います。逆に左右両方に効くということは、それだけ効果が分散してしまう、ということになります。

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