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痛みを斬る

首の痛み

症例5 肥留間正明さん(56)=芸能評論家

手が痛くてパソコンも打てない

芸能評論家の肥留間正明さん当院を訪れた時、彼の表情は苦痛で歪み、まさに藁をも掴みたいような表情でした。まず彼は首が痛くて回らない、右腕が痛くて自転車にも乗れず、パソコンのキーボードも出ないほどの重症でした。とくに右腕の筋肉の力こぶの裏側は鉛が入ったような重い痛みとだるさを持った激痛で、鉛筆が握れないほどでした。

肥留間さんは整形外科の分野だと思って来院しましたが、彼の症状は整形外科とペインクリニック科の二つの分野に該当する症状でした。

彼が異常を感じた時は、腕に鉛が入ったような違和感起きましたが、まだ痛みという認識はありません。しかしこれが激痛への第一歩だったのです。最初は疲れからくるだるさという感覚から重い感じになり、それが軽い痛みに変わり、激痛に変化します。

つまり痛みは変化して化けるのです。ついに腕を動かすことさえ困難になってくる。これが典型的な痛みの化けです。最後には腕が上がらないくなり、キーボードを打つだけで腕が痛くなり、これでは仕事になりません。

しかし整形外科では、痛い部分の筋肉しか診察せず、根本的な痛みの原因を診断することはありません。痛みを薬で散らし一時的に誤魔化すだけでした。
肥留間さんが整形外科で受けた治療は、首の牽引、痛み止め注射と座薬でした。結局薬が切れるとまた元の痛みに舞い戻って、寝ることもできません。
肥留間さんのケースでは整形病院に行った場合、間違いなく首を開かれる手術がおこなわれていたと思います。この手術は神経と骨がぶつかり合っている狭い場所を広げる手術になり、圧迫を緩めます。

枕をしない
彼は腰痛、頚型痛、肩こりと付き合い始めて、すでに三〇年を経過していたでしょう。レントゲンを撮って初めてわかったことは、首の第4と第5頚椎のずれと、頚椎の5番と6番、7番の間が狭くなっていて、このずれた骨と狭くなったところが、神経を刺激していました。この痛みが右肩から肩甲骨、そして腕から指先に渡り、しびれと痛みの原因となっていました。

この整形外科の治療には限界がありました。一時的には痛みが取れるのですが、薬が切れれば再び鉛のような重い痛さが腕を覆っていました。そしてつらかったのは、首の牽引だったそうです。首を牽引するとますます右腕が痛くなり、地獄そのものの痛みだったそうです。私は彼にこう話しました。

「週2回、この本庄にまで通うことはできますか?2ヶ月程度で良くなると思います。」
初めて来院した日に、彼に首から右肩にかけて神経ブロックの注射を打ちました。彼はこの辺でとりあえず激痛から解放されました。

私の治療は枕をしない方も治療のひとつです。頭を比較することで首の圧迫を軽減するという考えが、枕をしない理由のひとつです。しかし、枕を取って寝ると首全体が痛くなり、さらに右肩を下にして寝ないと寝られない程の痛みが続いていました。そして、痛み止めの薬を飲んで寝ても、寝てから3時間後の夜中に目をさましてしまうほど、痛みが載っていました。彼は根気よく私のクリニックに週2回通いました。そして2週間後、
「先生やっとまともに出られるようになりました。もう痛くて目を覚ますことはありません」と、やっと苦痛の表情が消えて笑顔が浮かんでいました。
しかし、まだ枕を外しては寝られない状態が続いていました。この時点で彼の方の痛みは50%ほど消えていました。そして1ヶ月後、彼は、「先生、まだ違和感はありますが、ほとんど痛みは取れました。枕がなくても寝られるようになりました」
と、笑顔を浮かべていました。この時点で、彼の痛みは20%ほど残っていました。彼は根気強く通い、2ヶ月後に私は訊きました。
「今、どのくらい痛みがのこっていますか?」
「そうですね10%起こっていると思います」
彼はその後もコツコツと通い、今では首と肩の痛みを訴えることはありません。ただ今着を詰めて仕事をすると、まだ右肩の痛みが出て、腕にしびれが出るそうです。しかし、以前のような激痛は消えて、違和感程度になりました。

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