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痛みを斬る

麻酔医がいなければ手術はできない

麻酔科の医者がいなければ大きな外科手術、心臓手術などすべての手術ができません。手術の際には必ず、麻酔医が必要とされます。つまり、手術する医師は手術する場所しか見ていないわけで、全身を診ることはできませんし、全身についてはわかりません。手術中の人間のすべてをコントロールしているのは麻酔科の医師なのです。

手術を火事で例えれば手術をする医者は現場で消火活動にあたっている消防隊員にあたり、広範囲な火事の状況について火事の実態を把握して、適切な指示を出しているコントロールセンターにあたるのが麻酔科の医師の仕事です。

医学部を卒業した学生は、最初に脳外科、消化器外科、整形外科などの分野に配属されると、麻酔を勉強する時間はほとんどありません。ひとつの専門分野しか勉強しないケースが多く、手術中の医師は、患者がショック状態になり、生命の危機に陥っている時に、麻酔医の助けがなければ、なかなか蘇生できないのです。

麻酔科の医師は、ショック状態の患者を蘇生することができます。麻酔科は人間を生かすのが仕事なのです。麻酔科の医師は、手術する外科医の指示のもとに麻酔をかけているように思われがちですが、まったく逆です。手術中にトラブルが起きるとすべて、麻酔科の医師の指示を仰ぎ、手術の続行あるいは中止を判断します。

入院中や手術中に子供の呼吸が止まったとき、小児科から麻酔科の医師に連絡が入り、駆けつけて蘇生作業を始めます。内科も外科も同様です。お手上げの状態になると、麻酔科の医師を呼び、全身管理した上で心臓等を蘇生させて、そこから新たな治療に入ります。

また、ICU(集中治療室)の管理は麻酔科の管轄に入っています。救命救急センターも麻酔科の管轄です。まさに麻酔科は医療全般のコントロールタワーそのものです。本来ならば麻酔科並びに麻酔科の医師は、もっと注目を浴びてもおかしくないのです。麻酔科は切ったり貼ったりしない地味な分野ですが、一番重要な医療の頭脳の役割を果たしています。消防署のコントロールセンターのように「もっと水をかけろ」とか「ホースを2本にしろ」とか「危ないから逃げろ」というような指示を出しているのが麻酔科の医師です。新しいところに火が引火したの消化しろ自在に指令を出すのと同じです。

ですから、麻酔科は、本当はキーパーソン的な重要な仕事で、医師とすれば面白い仕事です。私自身、最初に麻酔科を選んだ時、これほど多くの勉強するセクションだとは考えてもみませんでした。

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